(台中 3日 中央社)中部・台中市の林佳龍市長は今月下旬、市内の清泉崗空港と名古屋市の中部国際空港を結ぶチャーター便で訪日する。両都市間の直行便が就航するのは初めて。中部7県市で構成される「中台湾観光連盟」とともに、政府や航空会社に対して定期便の就航を働きかけるほか、経済や文化の分野での交流も行う。
林市長の訪日は3月28日から4月1日までの5日間。名古屋市の西南部地域を走る名古屋臨海高速鉄道「あおなみ線」に乗車するほか、車両基地などを見学
。
計画を進めている台中港と清泉崗空港をなぐライトレール建設の参考にする。
また、2018年開催の台中世界花卉博覧会(世界花博)をにらみ、三重県にある花のテーマパーク「なばなの里」も訪問
。
将来的な常設の花園設置に向けて、花観光や夜間ライトアップなどの取り組みについて学ぶ。
そのほか、トヨタ自動車本社(愛知県豊田市)や三菱電機名古屋製作所(同名古屋市)にも出向き、再開発エリア「台中ゲートウェイ」への企業誘致に向け準備を進める。
中台湾観光連盟は、日本の中部地域9県の観光振興に取り組む「中部広域観光促進協議会」(名古屋市)と今後の双方の観光発展における協力関係強化に向け、調印を行う。
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